「ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編」

 ネタバレはありません。
 結局、購入してから1ヵ月以上放置していましたが、やっと終わりました。どうも手をつけるまでに時間がかかりました。ゲームという形態に慣れていないためだと思います。やり始めるまでにエネルギーが要ります。でもやり出せば面白いのは分かっているんですよね。
 今回も期待通りの内容でした。前半部の展開はたるい部分もあるのですが、それさえ乗り切ってしまえば後半は一気にやってしまいました。2日間に分けてやったのですが、最初の日に1時間ほどやって、次の日には徹夜して終わらせてしまったので、全部で大体6、7時間ぐらいだったと思います。後半は止め時を失った感じです。
 小説ならこれぐらい普通だし面白ければ1日で読んでしまうのですが、初動エネルギーが必要だって言うのはやっぱり媒体の違いでしょうね。でも、ひぐらしラノベとして発表されたならここまで話題にはならなかったのではないかと思います。上に書いた話と少し矛盾しますが、多くの人にとってラノベよりゲームの方が手に取りやすいと思います。
 私の場合は、両方とも同じぐらい親しみが薄いのでどちらでも大差は無いのですが、ラノベ好きとゲーム好きの人口比を比べると、正確なデータに基づいたことではない単なるイメージなのですがおそらくゲーム好きの方が多いのではないでしょうか。ラノベに限らず娯楽としての活字を全く読まないって人は結構いますからね。
 それに、ゲームだからこその演出の強みってのも沢山あると思います。単純にひぐらしのテキスト部分だけ抜き出しても小説としては成立しませんからね。まあ、休止のタイミングを計るためにあとどれぐらいで終わりかが分かればいいんですけどね。小説の場合、最後のページまでいけばすべてに決着が付くというある意味での安心感があります。人によっては、いつ終わるのか分からないほうが楽しめるということもあるでしょうが、私は合ったほうが嬉しいです。
 なんにせよ、しっかり楽しませてもらいました。次回にも期待しています。