幹事に向いている人、向いていない人

 飲み会の幹事のような事をたまにします。正確に言うと、言いだしっぺみたいなものですが、飲み会をやりたいという話はよく出るのにそれが具体化しなかったり、やることになっても場所や日時はなかなか決まらないときに、その話をまとめるような役割です。

 もともと、そういった前に出るのは性に合わないはずなのですが、誰もやらないのを見ていると引き受けてしまいます。飲み会の席が嫌いじゃないということもあるのでしょうが、数年前の自分には考えられないことかもしれません。

 そんな幹事には、当然、向いている人と向いていない人がいます。『All About』の『幹事は「モテ」も「出世」も夢じゃない!? 』という記事には以下のように書かれています。

幹事をよくやる人の印象はどんな風ですか?

「明るい」「元気」「人気者」「気配りがある」「まとめ役」「前向き」「発言力がある」...etc.

出てくる印象のキーワードは、モテる人、ビジネスで成功する人の条件にも近い気がします。

 これ以降の話の展開にはあまり興味が湧かないので今回は言及しませんが、確かに幹事に向いていると思われる人の印象はこんな感じです。基本的にプラス思考で、社交性が高く、人付き合いに慣れているタイプです。まさに日の当たるところを歩く人です。ビジネスで成功するかは分かりませんが、モテ系の人種に属していることが多いでしょう。

 では逆に幹事に向いていない人は、どんなタイプなのでしょうか。無責任であるとか、気配りが出来ない、決断力がない、といった能力の欠如はもちろん問題ですが、精神的な面では、絶対的にマイナス思考の人間には向いていません。出来ることなら、引き受けない方が楽に過ごせます。

 このタイプの人間がする過剰な気配りは、気を使いすぎて逆に自分を苦しめることになります。下手をすると、本当はみんな迷惑なんじゃないかとか考えだして、最悪の疑心暗鬼に陥りかねません。また、外面を気にして必要以上に張り切りすぎることも問題です。必ず、あとで後悔して落ち込むことになるでしょう。楽しかったあとには、それ以上の悲しみの反動が待っているのです。もうこうなると、自分をセーブしていくしかありません

 なんか書いていて愚痴っぽくなってしまいましたが、結局、幹事には、向いている人と向いていない人がいるので、向いていない人は素直に向いている人に任せておいた方がいいということでした。モテと非モテ、一般人とオタクのように人種の違いというか、両者には境界線があるのだと思います。どうしようもないですね。上手く自分と付き合っていくしかありません。