オタクも体育会系もお互いに我慢するしかない

体育会系ジョークとオタクジョーク、その間にある深い溝 』 (九尾のネコ鞭) [はてブより]

 具体例や分類と考察が分かりやすくて面白かったです。

 多くの人は、オタクと体育会系の2つの側面を併せ持っているので、二元論的にすべてを分けて論じられるようなものではないでしょうけど、確かにその2つの要素の比率の違いによって、その人がどちら寄りかという大まかなタイプには分けることができると思います。そのタイプの違いによって、価値観や思考回路も別れることが多いので、似たようなタイプの人が集まりやすいわけです。私も体育会系のノリにはついていけないというような言い方をすることはあります。

 でも、価値観や思考回路が異なるタイプを敵視しても意味がないとも思います。同じようなタイプが集まり共通の異物を貶めるような発言をすることは、その集団の結束を確認し維持するためには有効でしょうけど、非常に格好悪い姿です。まさにネット上におけるオタクとDQNのような関係です。盛り上がりはするでしょうけど、あまりしたくはないことです。

 一部の例外を除いて、ほとんどの人達は円滑な社会生活を送るために、タイプの違う人とも付き合えるようなスキルを身に付けることが求められます。特に、人数が少なかったり社会的な立場が弱かったりするオタク側は、我を押さえる場面が多くなる傾向にあると思います。

 このエントリは、他の内定者とのコミュニケーションに対する違和感から書かれたものだそうですが、私も他の内定者と会う度にタイプの違う人間の存在を痛感させられていろいろ考えていたところだったので、どうも似たような状況のようです。周りの調子にあわせて、無理に笑っているときにその違和感を強く感じます。

 でも、これって新しい環境で生活を始めることへの期待感と不安感による影響が大きいような気がします。今考えてみると、大学に入学した当初も似たような不安感と違和感を感じていました。それでも、4年も同じ環境にいると、それなりに自分の居場所も見つかりました。つまり、入社してみれば案外どうにかなるかもしれないということです。でも、上司のタイプによる影響は大きいとは思います。こればっかりは自分ではどうすることもできないので、よい雰囲気である事を期待しています。