「働きマン」(3) 安野モヨコ

 出版社の編集部を中心にして、様々な業界で働く人達の姿を描いたマンガ。そろそろアニメも放送開始です。
 会社における男と女。私生活における男と女。安野モヨコらしいテーマです。まあ、個人的には恋愛要素が絡むと拒否反応がでてしまうので少し苦手です。また、過剰な演出に対する違和感なんかも多少あり素直に読めなかったりもするのですが、読み応えがあって面白いのは確かです。読み応えがありすぎて読むのに体力が必要で疲れてしまうくらいです。どの登場人物も格好良すぎます。

 望んだ仕事じゃない。仕事に対して不満がある。自分にあった仕事は?自分の置かれた状況を顧みての絶望。どれも社会人なら感じたことのある感情でしょう。結局は、与えたれた環境の中で遣り甲斐を見出すしかないということなのでしょうか。いかにもサラリーマンぽい結論です。やっぱりファンタジーです。しっかり読んだ事がないのでよく分からないのですが、島耕作とはどのあたりが違うのでしょうか。今度比較してみたいと思います。あと折角の単行本なのだからカラーも収録して欲しかったです。