2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「孤独のグルメ」久住昌之、谷口ジロー

主人公がふらりと見知らぬ飲食店に入って食事をする話。ハラが減ったときに、美味いものを食べる喜びを描いたマンガです。 なかなか面白かったです。久住昌之らしいマンガです。もちろん谷口ジローの絵も素晴らしいです。別に特別に豪華な食事という訳ではな…

「乙女ウイルス」(1) 鈴菌カリオ

IKKIでデビューした作者の初単行本。変人がたくさん出てくるオムニバス短編集です。デビュー作や連載開始以前に描いた作品も収録されています。 無茶苦茶でハイテンションに畳み掛けるように暴走する展開が特徴です。この作風は、読み手を選ぶかもしれません…

「無敵看板娘」(16) 佐渡川準

中華料理店の看板娘を主人公にしたギャグマンガ。 この巻も、ギャグの切れとアクションシーンの派手さのメリハリがしっかりしていて、とても面白いです。キャラ作りやネームの安定した上手さも感じます。登場人物がみんな良い人ばかりなのに、ヌルイ展開にさ…

見慣れた奇跡は、奇跡じゃない

『エンターテイメントのリアリズム』(0号線: エンターテイメントのリアリズム) [青ひげノートより] エンターテイメントでは、物語を面白くするために、現実ではまず起こらないような特別な事象を取り上げる事がよくあります。そのバランスは大切ですが、…

「コミックビーム 4月号」

志村貴子「放浪息子」:表紙&巻頭カラーです。巻頭カラーは第1話以来という事ですが、そこに持ってくるネタがこれとは流石です。感服しました。いろんな人の話がどんどん展開していくので、読んでいて飽きなくていい感じです。それぞれのエピソードに志村貴…

今日買ったもの

「さんさん録」(1) こうの史代 「コミックビーム 4月号」 「さんさん録」は、こうの史代がアクションに連載している作品。ビームを買いに行っていて、先月も発売日の12日が日曜日だったなと思ったのですが、それって単に2月が28日間あるっていうことだけです…

今日買ったもの

「無敵看板娘」(16) 佐渡川準 発売日から少し遅れて購入。安定して面白いマンガだと思います。現在もそれなりに人気はありますが、もう少し話題になってもおかしくないぐらい上手いです。ちなみに連載は既に終了しているので、単行本も次巻が最終巻だと思い…

「マンガ・エロティクス・エフ vol.38」

志村貴子「青い花」:学園祭でやる舞台の開演前の雰囲気は、眺めているだけで楽しいです。映画「桜の園」の雰囲気を思い出しました。読んでいて身悶える感じです。もしかしたら好みが別れるかもしれません。 沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」:刑務所内部…

「変わってるから困ってる」藤枝奈己絵

アックスとガロに連載していた作品に描き下ろしを加えた初単行本です。 表題作の「変わってるから困ってる」が特に面白かったです。窃盗、万引き、孤独、貧乏とダメな生活を送っている女性が主人公。変わっているというよりも器用に生きられない人たちの話で…

「グリムのような物語 トゥルーデおばさん」 諸星大二郎

『赤ずきん』や『いばら姫』などの有名なグリム童話をリメイクした作品を収録した単行本です。ネムキに連載されていました。 諸星大二郎らしい世界観で、既存のグリム童話をひねってアレンジしてあるので、オリジナルの話を知っていても、飽きずに読むことが…

「プーねこ」北道正幸

ネコがたくさん出てくる4コマギャグマンガ。相変わらず、テンションの高い笑いではないのですが、前作の「ぽちょむきん」よりも間口が広い気がします。シュール系になるのでしょうか。地味な小ネタや自虐ネタでニヤリとさせるような笑いです。ボケとつっこみ…

「QUOJUZ」(1) 柏木ハルコ

高校を卒業して田舎から出てきた主人公が、タイプの違う3人の姉と住むことになるというハーレム系ラブコメ。さらに彼女や親父の愛人の娘という妹的な存在なども絡んできます。ちなみに、タイトルの「QUOJUZ(コジューツ)」というのは『小姑』からきているそう…

感謝&追記

『オタクのファッションは金銭面が課題』というエントリをいくつかのニュースサイトで紹介していただけたため、多くの人達に読んでもらえたようです。ありがとうございました。 コメント欄でいくつかエントリの補足をしたので、もし興味がある方がいらっしゃ…

私信

話で出てきたサイトのリンクを張っておきます。 『クロサギ 原稿執筆まるごと中継!』 『宮崎哲弥「自我の崩壊が快楽を生む」』(今月の放言) 『赤い牙 オフィシャルサイト』 『先ほど、ポーションが届きました。』(あんりみてっど) 『フジテレビ ドラマ …

今日買ったもの

「絶対安全剃刀 高野文子作品集」高野文子 「孤独のグルメ」久住昌之、谷口ジロー 「熊の場所」舞城王太郎 「他人を見下す若者たち」速水敏彦 「絶対安全剃刀」は、今まで読んでいなかったので購入。「孤独のグルメ」は、「散歩もの」の書評で紹介されている…

ジュンク堂池袋本店

友人と一緒にジュンク堂池袋本店でやっている『F』カバー&ピンナップ原画展を見てきました。『3月2日』に行った大宮店のものよりも多くの漫画家の原画があり、楽しめました。まあ大宮店のときと同様に、池袋店でも私たち以外に見ている人はいませんでしたが…

衝動買いを誘発する売り方

『コミックスの売り上げを支える衝動買いと、ネットが弱い逆提案型販売』(デジモノに埋もれる日々) 私は、ネット書店をリアルの書店に目当ての本が無かったときに手に入れる方法として使っているので、いわゆる衝動買いという買い方は、大抵の場合リアルの…

オタクのファッションは金銭面が課題

オタクとファッションの問題は、脱オタなんかの話題とも絡めて結構頻繁に取り上げられます。何故取り上げられるのかと考えれば、それはオタクの服装には傾向的に見て特徴があるからでしょう。 お金を節約したければ、多くの場合まず衣料費を削るのが一番効率…

買い物の記録

マルイのクーポンがあったので、財布を新しくしました。以前使っていたものは、大学入学時に買ったものなので、ちょうど4年間使用したことになります。新しい財布も同じブランドのものにしました。使いやすさ重視です。でもデザインは以前の方が好みでした。…

今日買ったもの

「変わってるから困ってる」藤枝奈己絵 「マンガ・エロティクス・エフ vol.38」 「アックス vol.49」 「変わってるから困ってる」は、『gekka blog』で紹介されているのを見て購入。「マンガ・エロティクス・エフ」は毎回買っていますが、「アックス」を買う…

そしてブックオフだけが残った

今日は、買い物で出たついでに髪を切ってきました。いつも行っている床屋が混んでいたので、以前1度だけ行ったことのある隣の駅前にある床屋に行ってきました。半年振りぐらいに行った駅前は、結構店舗が入れ替わっていて新鮮な印象を受けました。 久しぶり…

「でりつま」山名沢湖

ほんわかした妻とその女友達2人、そしてそれぞれの夫との幸せな生活を描いた話。 マンガとして分かりやすいので気を抜いて楽な気分で読めるのですが、それが逆に少し物足りなかったです。笑いがヌルく感じてしまいました。掲載誌のせいかもしれません。やは…

「20世紀少年」(21) 浦沢直樹

当然すべてが上手いし格好いいんだけど、いまいち話に乗り切れません。しかもここのところ展開がよく分からなくなっているのですが、読み返す気力もありません。完結してから通して読む方が楽しめる気がします。物語は大詰めのようです。

「愛・水族館−柏木ハルコ作品集」 柏木ハルコ

柏木ハルコが「花園メリーゴーランド」や「鬼虫」の連載終了後にスピリッツ、アクション、ゴラク、コミキュー、九龍で描いていた作品を集めた初の短編集。 柏木ハルコらしいエロとバカを絶妙なバランスで融合させた作品の雰囲気がよかったです。個人的には、…

「キーチ!!」(8) 新井英樹

少女買春問題に対してついにキーチたちが行動を起こす巻。 もう何て言ったらいいのか分かりません。読んでいて腹の中をかき回されているような気持ちになります。新井英樹だからこそのマンガです。これは何よりもネームの力でしょう。素晴らしい。連載で読む…

「HUNTER×HUNTER」(23) 冨樫義博

キメラアントの王を討とうとするゴンたちの戦いを描いた巻。 他の少年漫画と比較しても仕方がないのでしょうが、すべてにおいて桁違いに凝っています。一筋縄ではいかない展開、当たり前という読者の予想を裏切る姿勢が大好きです。やはり先が分からない予測…

今日買ったもの

「HUNTER×HUNTER」(23) 冨樫義博 「QUOJUZ」(1) 柏木ハルコ 「プーねこ」北道正幸 「HUNTER×HUNTER」は、問答無用で購入。すでに信者の領域に近づいているので現状に対しても何の不満もありません。終了しなければ、それだけで満足です。「QUOJUZ」は、買わ…

志村貴子の原画を見た

今日の買い物は、地元であるジュンク堂大宮店でしたのですが、丁度『F』カバー&ピンナップ原画展というものが開催されていました。『F編集部日誌』でも『原画展レポート 』ということで池袋本店の様子が紹介されています。(どうでもいいですけど、せっかく…

今日買ったもの

「20世紀少年」(21) 浦沢直樹 「キーチ!!」(8) 新井英樹 「カタリベ」 石川雅之 「愛・水族館−柏木ハルコ作品集」 柏木ハルコ 「乙女ウイルス」(1) 鈴菌カリオ 「でりつま」山名沢湖 「グリムのような物語 トゥルーデおばさん」 諸星大二郎 「20世紀少年」…

「ケロロ軍曹」(12) 吉崎観音

ケロロ星からやってきたケロロ軍曹たちの居候生活を描いたマンガ。アニメの方も3年目が決定しているそうで、マンガ共々幅広い年齢層に安定した人気を保っています。 この巻も安定して面白いです。キャッチーな絵と、分かりやすいキャラクタ、そして王道的な…