オタクが相手に要求すること

『漫画買うときどうやって選んでる? 』

 このぬるさが、2chでマンガ系の板を見る気になれない理由だと感じました。別に生活におけるマンガの割合がどれくらいだろうと、どんな基準でマンガを選ぼうと個人個人の自由であるとは理解しているつもりなのですが、どうしても浅い話をしているのを見ると不愉快になってしまいます。

『オタク的教養のない奴と話してるとイライラする』 (酔拳の王 だんげの方)

 これも、似たようなことだと思います。まあ、正確に言うとこれは教養というよりも単なる知識だとは思いますけど。
 この感情は相手に自分と同程度かそれ以上の知識を要求しているからだと思います。自分勝手でわがままなことで、自分がうざくてやっかいなタイプだという自覚はあるのですが、どうしようもないですね。
 いわゆる一般人とオタクの付き合い方ってこのあたりのさじ加減がポイントではないでしょうか。(一般人という言い方も定義が曖昧であり、使い方が難しいとは思いますが、今回は置いておきます)
 趣味や考え方が違う相手とは、基本的に当たり障りのない会話をしていればいいのですが、自分のテリトリーの話題になったときにどのように対応するのかが問題です。私の場合、身近でそういう話になったときは、基本的に黙っていることにしてます。自分の気持ちを出せないのもストレスになるんですけどね。
 やっぱり、趣味や考え方の共通した相手と自分の話したい事を話すという付き合いが一番心地よくて楽しいですね。結局、オタクは同族同士で群れていろということでしょう。その相手を見つけやすいのがネットの利点だと思います。自分と合う人間だけを選んで、合わない人間は簡単に切り捨てられますからね。

『オタクとしての正しい発言作法』 (ひげよ、さらば)

 こちらの記事も興味深いです。これがオタクの特徴なのかは分かりませんが、私も『好き』と『嫌い』がはっきりしていると思います。しかも、好きなものより嫌いなものの方が圧倒的に多いです。何に対してもいつも不愉快になって、ムカついているのは自分でも格好悪いとは思っているんですけどね。
 でも、身近な人間に対してならともかく、ネット上などではその好き嫌いの気持ちを短絡的に表さないようには私も意識して気をつけています。マンガやアニメの感想を書く際には重要なことですね。
 そうか、嫌いなものについてもその理由を熱く語れるのがオタクの特徴なんですね。言われてみれば、確かにそうだと思います。自分が嫌いなものを叩くという流れが大きな勢力を持っていますからね。でも、嫌いなものの存在自体が許せないという感情は、オタクに限ったことではないと思います。いいか悪いかを別として、単純な感情ですが、なにかを行動に移す大きな原動力になる感情です。