合宿2日目

 前日、明け方まで起きていたわりには、それほど苦も無く7時半に起きることが出来ました。同室の8人の中でも一番最初で、家での寝起きの悪さを考える驚異的です。やっぱり緊張していたのでしょう。
 朝食後は、夕方までそれぞれの発表を聞いてました。私の発表もどうにか無事に終了して一安心です。発表の予行練習を2回ぐらいしていたのですが、構成を間違えたのと予定の時間内に終えることが出来なかったのが反省点です。本番である卒論の発表会ではどうにかしたいですね。
 ちなみに、今回の私の発表は卒業研究とはまるで関係ないテーマですが、遺伝子技術についてまとめました。私の基本的な立場は技術推進派なので、ネット上の遺伝子組み換え食品反対派の活動の活発さには驚きました。遺伝子組み換えをキーワードに検索すると、最初の方に出てくるのは反対派ばかりです。市民運動とネットは相性がいいですね。
 その後、懇親会が開かれました。いまいち盛り上がりに欠けた飲み会だったのですが、途中で教授が話を振ってきたので、後半はずっと教授と一対一で話していました。話していた内容については、あまりはっきりとは覚えていないのですが、確か最近の若者のコミュニケーションについて、会社でやる気が無い人間、いわゆる働かない働き蜂についてはどのようにしたらいいか、堀江社長の評価、リーダーは引き受けるべきか否か、戦時中の全体主義について、などだったと記憶しています。
 私のほかに誰も話に乗ってこなかったので、ある程度密度の濃い議論は出来たと思うのですが、なにせ教授も酒が入っているので、こちらが反論すると話がまとまらなく結局は聞き役にまわっていました。でも、コミュニケーションの話は面白かったです。思い出してみると、要点は以下のようだったと思います。

  • 最近のコミュニケーションは、個々のキャラを重視している。
  • バラエティ番組の影響が一番強い、あとはドラマ、マンガ、アニメなどの影響もある。
  • 本音を隠してキャラを演じることが多い。
  • いじられキャラの定着は、ある意味でイジメかもしれない。
  • 仲間同士の会話を個々のキャラを用いて演じている。
  • 昔は、本音が先行していた。
  • 大学生では、あだ名で呼び合うことが少ない。

 話していて年代的な差異は感じました。キャラという概念の説明からしなくてはいけませんでしたからね。打ち解けるというわけではなかったですが、貴重な体験でした。
 飲んだ後は、今度はウノを明け方までしていました。2日連続なので、最後の方は全員瀕死でしたが、まあ楽しかったです。