「ベルセルク」(30) 三浦建太郎

 ファルネーゼと合流し、使途が率いるクシャーン軍と戦う巻。
 当然、戦闘シーンを含め要所要所は面白いのですが、ストーリー展開の速度が遅く、いつ終わるのか、どう終わるのか、という心配ばかりしてしまいます。それでも、そこらのファンタジー崩れと比較して、設定やキャラ、画力などあらゆる面でマンガのとしての地力が勝っているでしょう。
 これは、単行本で一気に読んだ方が楽しめるのではないでしょうか。読んでいて命なんて大したものではないと思えるような戦闘シーンが最大の魅力だと思います。