コミティア76

 初コミティアです。以前から気になっていても行くきっかけがなかったのですが、突然大学時代の友人を誘って行ってきました。今まで一人で行く気にはなれなかったので感謝です。
 会場には早めに着いたのですが、並ぶ気力はなかったのでカタログだけ購入して、開場時間である11時まで建物内で時間をつぶしていました。開場直後は、すんなり入場できないぐらいに混雑していましたが、それも想像していたほどではありませんでした。会場内もまあまあ許容できるぐらいの人口密度です。
 最初は独特の雰囲気に馴染めず、少し試し読みをするのにも緊張してしまいましたが、暫くするうちにある程度慣れてきました。流石に、売り手の方に声をかけることは出来ませんでしたが、描いた人が目の前にいるというのは、面白いものです。robot展やokamaの実演などは、私の中ではそれほどでもないので、流し見程度。絵の半端じゃない上手さには痺れました。
 全体的な感想としては、文化祭の出店や大学サークルの勧誘のような雰囲気でした。また、商業誌のマンガに要求することがそのまま当てはまる場所ではないとも感じました。コストパフォーマンスとか利益を意識したり、質の高さや完成度を要求するというよりは、作者と読者の距離の近さを含めた空間全体の雰囲気を楽しむといった方向からのアプローチ方法が必要なようです。つまり、他にはないような面白いマンガを見つけるといった事も、楽しみ方の1つでしか無いということです。
 今回は、事前の準備をほとんどしなかったため、サークルに関する知識も乏しくどうやって買う本を選べばいいのか戸惑ってしまったので、もし都合が付くようなら次回はしっかり準備をして参加したいと思いました。あの空間を更に楽しむためには、それが重要なようです。