「トランスルーセント」 彼女は半透明(4) 岡本一広

 身体が透明になってしまう透明病の女の子の話。淡い恋愛要素あり。
 けっこうベタであまい部分もあるのですが、物語自体を正面から描いているので好感が持てます。ストイックというかまじめなというかそんな感じです。ただ、最近のエピソードは、マンネリというか堂々巡りのような印象も受けてしまうので、展開を一歩進めてみるか、締めに入るのもいいのかもしれません。だらだらと幸せな空間を維持するのも悪くは無いのですが、それも安定しすぎると物足りなくなってしまいます。これからの展開に期待しています。