「溺れるナイフ」(4) ジョージ朝倉

 ストーカーに連れ去られた夏芽を追うコウの続き。
 物語は初っ端から全開、素晴らしい出来です。ジョージ朝倉だからこそ表現することが出来る勢いを持った展開になっています。ここまで読んできた甲斐がありました。この勢いを描けるのは、本物の証です。
 異常な緊張感に溢れた空気を作り、それを支配するのが非常に上手いです。えげつない程に残酷な話がとても魅了的であり、もう読むのが辛いほどです。早くこの気持ちを楽にさせて下さい。注目のマンガです。