2007年面白かった本を羅列
なんとなく順番にしてます。出版年はあんまり関係ありません。
- 「家日和」奥田英朗
- 「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明
- 「終末のフール 」伊坂幸太郎
- 「砂漠」伊坂幸太郎
- 「失われた町 」三崎亜記
- 「グラスホッパー」伊坂幸太郎
- 「大きな熊が来る前に、おやすみ。」島本理生
- 「のはなし」伊集院光
- 「he Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day」乙一、荒木飛呂彦
- 「江利子と絶対」本谷有希子
- 「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」鴨志田穣
- 「風が強く吹いている」三浦しをん
- 「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
- 「ラス・マンチャス通信」平山瑞穂
2007年は意識して、話題作や売れ筋の本を読むようにしたのですが、改めて見てみると随分ヌルいランキングです。ですが、面白い小説を効率的に読むにはこの方法が一番確実な気がしました。
なんか伊坂幸太郎が多いです。2007年で未読の作品をほぼ全て読んだ気がします。伊坂が好きだと何のテレもなく公言出来る人に対しては身構えてしまうというか、苦手意識が生まれるのですが、完成度のアベレージは非常に高いですね。でも、素直に認められない。これって浅野いにおに対する感情に近い気がします。・・・・・・いまさら、伊坂幸太郎について語っちゃうと恥ずかしいですね。
森見登美彦は、多くの人がそうであるように、分かった上でこのあざとさにやられました。「おともだちパンチ」「なむなむ」。続編期待。鴨志田穣「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」拙い文章が沁みました。伊集院光あの原稿がまとまる日が来るとは思いませんでした。「jojo」こっちも諦めてました。待ってた甲斐がありました。
ラノベっぽいもの。
「マルドゥック・スクランブル」は、『gekka blog』経由で読んだのですが、むちゃくちゃ痺れました。西尾維新は、読書の緩急に最適です。「オオカミさんシリーズ」書店でなんとなく買ったのですが、当たりでした。
2007年をちょっと振り返る
ランキング的なものもやりたいけど、更新が滞り過ぎてて厳しいかもしれません。資格の試験勉強とかで、挽回の時間も取れなそうだし。うーん、どうにかならないものかな。
とりあえず、2007年のデータを羅列してみます。
- 購入コミック数:378冊
- 読了小説数:179冊(そのうちラノベ84冊)
- 書籍代(マンガ、小説、雑誌):約40万円
2006年は、購入コミック数が319冊、読了小説数が約110冊(途中データ抜けあり)だったので、まだ増加傾向にあるようです。書籍代は、微増程度。増えたコミックの分を図書館を積極的に利用したことでカバーしているようです。独身サラリーマンの趣味としては、十分適正範囲内ですかね。というより、これがない生活は考えられませんので、生きていくための必要経費です。
コミック数に関しては金銭的なものより、そろそろ収納限界を意識するようになって来ました。当面の課題は、少女マンガ分野の開拓です。小説に関しては、昨年は自分の中でラノベを読もうブームがきたので、有名作品の1巻など手当たりしだいに読んでました。読了冊数としては、ラノベで稼いだ感もありますが、これぐらいが飽和状態かもしれません。どうでもいいですが、ラノベの判断基準は、かなりあいまいです。森博嗣、乙一、冲方丁、西尾維新、佐藤友哉・・・・・・どっち?迷いました。
今日買ったもの
- 「オールカラー版 らいか・デイズ」(1) むんこ
- 「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」 吉田 秋生
- 「フラワー・オブ・ライフ」(1)〜(4) よしながふみ
- 「光の海」 小玉ユキ
- 「羽衣ミシン」 小玉ユキ
- 「女の子の食卓」(1) 志村 志保子
- 「駅から5分」 くらもちふさこ
- 「ひまわり」 上野愛
- 「積極 -愛の歌-」 谷川史子
- 「新婚はん」(1) IKARING
- 「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」(1) D.キッサン
「このマンガがすごい!2008」を読んでいて気になった少女マンガを中心に購入。平積みしてあり目に止まったものも買って見ました。いくつか読んだ中だと、「女の子の食卓」の出来が素晴らしかったです。即、続刊購入決定です。
当たり前の話ですが、少年マンガ、青年マンガに面白い作品があるのと同じぐらい、少女マンガにも面白い作品があるわけですよ。なんか私の情報ルートが貧弱なために、かなり損をしている気がします。まあ、知識向上と自分の趣向把握の為には、雑誌を片っ端から読んでみるのが一番いいのでしょうけどね。
「このマンガがすごい!2008」 宝島社
- 作者: このマンガがすごい!編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (78件) を見る
ランキングに対しては、この作品が入ってないとか、この順位はないだろうとか言いたいことは誰でもあるでしょうけど、正直言って、順位自体はお遊び程度の意味しかなく、メインはインタビューやマンガ家のアンケートです。
ただ順位にそれほど意味はないとは言え、ランキングに入っている作品は、どれもしっかり面白いものばかりなので、とりあえず面白いマンガを読んでみたいという人にとっては、信用できる情報となっていると思います。これは選者のバリエーションの豊富さが回答にバラつきを生み、結果的にバランスのいいランキングになっているからでしょう。
メインである所のインタビューとアンケートですが、
・Special Interview
槇村さとる、福本伸行、石原まこちん・影響を受けた作品&今注目している作品 あの人気マンガ家に聞く!
浅野いにお、芦原妃名子、入江亜季、羽海野チカ、勝田文、かわかみじゅんこ、河原和音、久世番子、久米田康治、椎名軽穂、せきやてつじ、武富健治、豊田徹也、とりのなん子、那州雪絵、にざかな、日本橋ヨヲコ、葉鳥ビスコ、花沢健吾、緑川ゆき、山口貴由、若杉公徳・編集部イチオシの注目新人をピックアップ 新人マンガ家インタビュー
田邊剛、信濃川日出雄、梅田阿比、浜田ブリトニー、小玉ユキ×岩本ナオ
と、人数も面子もなかなかのものになっています。
福本伸行のインタビューでは「零」に絡めて「涯」の話にもつっこんでいますし、久米田康治の今注目している作品のあのコメントや、影響を受けたマンガで浅野いにおが「ねじ式」、入江亜季が「風の谷のナウシカ」、花沢健吾が「宮本から君へ」なんかを挙げていたのにも楽しませてもらいました。
値段も580円と安いですし、マンガの初心者からマニアまで楽しめる内容になっているので、とりあえず買って損はないでしょう。オススメです。
【参考】:『このマンガがすごい! 2008』
今日買ったもの
- 「スティール・ボール・ラン」(14) 荒木飛呂彦
- 「サムライうさぎ」(3) 福島鉄平
- 「このマンガがすごい!2008」 宝島社
集英社が2冊。「サムライうさぎ」には期待しているのですが、いまいち乗り切れていない感じがします。厳しいかな。「スティール・ボール・ラン」は、相変わらずの面白さ。高値安定です。
「このマンガがすごい!2008」は、毎年恒例のヤツですが、今年はなかなか出来がいい気がします。相変わらず、少女マンガに弱いので、これを参考にいくつか買ってみます。
2007年12月購入予定リスト
- 4 スティール・ボール・ラン(14) 荒木飛呂彦
- 4 サムライうさぎ(3) 福島鉄平
- 7 オールカラー版 らいか・デイズ(1) むんこ
- 13 溺れるナイフ(7) ジョージ朝倉
- 19 嘘喰い(6) 迫 稔雄
- 19 終末のフール 伊坂幸太郎
- 20 石黒正数短編集 石黒正数
- 20 ハムスターの研究レポート(8) 大雪師走
- 20 大奥(3) よしながふみ
- 21 度胸星(2) 山田芳裕
- 21 僕の小規模な生活 福満しげゆき
- 21 るくるく(8) あさりよしとお
- 21 EDEN(17) 遠藤浩輝
- 21 巨娘(1) 木村紺
- 21 怪物王女(6) 光永康則
- 22 鋼の錬金術師(18) 荒川 弘
- 22 ふたつのスピカ(13) 柳沼 行
- 25 放浪息子(7) 志村貴子
- 26 低俗霊DAYDREAM(10) 目黒三吉
- 26 漂流教室(3) 楳図かずお
- 26 地平線でダンス(3) 柏木ハルコ
- 26 団地ともお(11) 小田 扉
- 26 あいらぶ日和(1) アキタコウ
- 26 のらみみ(5) 原 一雄
- 28 おやすみプンプン(2) 浅野いにお
一般的な注目作としては、「大奥」、「鋼の錬金術師」の新刊でしょうか。
個人的には、「石黒正数短編集」、「僕の小規模な生活」、「巨娘」、「あいらぶ日和」、「おやすみプンプン」あたりが楽しみです。
「石黒正数短編集」は、徳間書店からリュウコミックスのレーベルで発売されますが、『作者のサイト』によるとタイトルが「探偵綺譚」らしいのでフラッパーに掲載された読み切り作品も収録されるようです。