2006-11-10から1日間の記事一覧

スティール・ボール・ラン(10) 荒木飛呂彦

聖人の遺体をめぐりDIOと大統領が手を結ぶ巻。 刊行ペースが早いような印象を受けます。普通に進み、普通に面白いです。いままでのJOJOシリーズと比べるとストーリーや雰囲気は、結構地味で淡々としているような印象を受けるのですが、要所要所での覚悟をキ…

「まとちゃん」結城心一

虫好きの小学生の女の子まとちゃんが主人公の4コマ漫画。わたおにを始めいくつもの雑誌に掲載されたものがカラーページを含めまとめられています。 表紙を見て感じた印象通りでした。ある意味では、期待通りです。絵柄を含めて好みがいろいろ分かれる気がし…

「闇金ウシジマくん」(5) 真鍋昌平

前巻から引き続きフーゾクくんの話。次巻にも続きます。 まさに欲望と金の世界。どの仕事も金を稼ぐには、バカじゃダメで頭を使わなくてはやっていけないってことでしょうか。普通に生きている分には無関係な世界、もしくは明るい舞台の裏側です。 なんかこ…

「大江戸綺人譚 のっぺら女房 もりもと崇時代短編集」もりもと崇

江戸時代を舞台にした遊郭や町人の物語を集めた短編集。 生々しい遊郭での男と女の姿をユーモラスかつ力強く描き出しています。登場する女はみんな強くて格好いいです。全体的な雰囲気としては、エロいというよりは艶かしく、また非常におおらかな感じです。…

「鳴渡雷神於新全伝」(1) もりもと崇

明治初期を舞台に脱獄した女盗賊雷神お新を主人公にした話。文明開化、男女同権の世の中で板垣退助、中島信行なども登場します。 もりもと崇のハッタリが効いていて迫力がありつつ、どこかひょうきんで愛嬌のある絵が特徴です。また雷神お新の姿も、危険で艶…

「暴れん坊本屋さん」(3) 久世番子

書店員の立場から書店の舞台裏を描いたマンガ。実際の書店員にも受けが良いようですが、この巻が最終巻です。 この巻では、ハリポタ騒動、イベント、スリップ、取り置き、帯、サンジョルディ、乱丁・落丁などをネタに書店の裏話的なエピソードを分かりやすく…

「それでも町は廻っている」(2) 石黒正数

帯によると『本格商店街メイド純喫茶漫画。本格メイド無し。オススメ。』(by 小原慎司)って感じだそうです。1巻が微妙に話題になりました。アワーズ連載中。 相変わらず、この空気とテンポが絶妙で素晴らしいです。サービス精神にも溢れていて、小ネタの密…

「兄帰る」 近藤ようこ

失踪した婚約者が交通事故で死亡。なぜ彼は結婚式をドタキャンしてまで失踪したのか。遺品を手がかりに婚約者の家族と共にその足取りを追うという話。 テーマとしては、家族もしくは男と女でしょうか。分かりづらく言葉にも表せないような微妙な感情にスポッ…

近況

睡眠時間を削ってマンガを読みました。何か間違っている気もしますが、読まなくてはいけないマンガがたくさんあるという状態はある意味で幸せな状態なのかもしれません。少なくても、やらなくてはいけない仕事や勉強が沢山あるよりは、ずっと幸せです。 そん…