『メード喫茶』の違和感

 先週からだらだらと書いているうちにARTIFACT@ハテナ系『メイド喫茶は男オタクのためのキャバクラ…ではあるんだけどその差を考察してみる』『メイド喫茶とキャバクラ』という2つエントリーが発表されたために、ちょっと古いネタという感じになってしまいましたが、折角書いていた文章なのでそれらのエントリにも軽く触れつつ書き上げたいと思います。
 もともとネタとして考えていたのは、新聞における『メイド喫茶』の表記についてです。いまだにテレビや新聞をはじめとする各メディアでは、萌えブームなる得体の知れないモノが一人歩きしていて、メイド喫茶についての記事もたまに見かけます。その新聞記事で『メイド喫茶』を『メード喫茶』と表記しているはご存知でしょうか。これは、ネット上ではまず目にしない表記方法であり、多くの人が違和感を感じていると思います。なぜこんな表記方法をしているのでしょうか。もなQらいとの2005年07月13日の記事では、『メードとメイド』というタイトルでその表記の違いについて書かれていました。
 この記事によると、やはり特定の本に基づいて表記を決めているようですが、これらの表記方法を新聞社が守らなくてはいけないガイドラインとして定めているのか、記者が選択しているのかはハッキリしませんね。確かに週刊誌などの雑誌やスポーツ新聞などの記事中では、『メード』ではなく『メイド』という表記で書かれているようですが、一般紙でも記事によっては『メイド』も使われているようです。このあたりの事は新聞社の内情に詳しい人なら分かる気がしますが、仕方ないですね。私としては、ガイドラインがあった方が楽だとは思いますが、筆者が自然だと思う表記方法で書ける方が時代の移り変わりによる言葉の変化に柔軟に対応できていいように思えるのですが、難しいのでしょうか。英語を日本語に変換しているわけだから、どの表記方法が正しいということは無いんですけどね。
 そういえば、辞書を見てみたら『maid』(メイド)とmakeの過去(分詞)の『made』は同じ発音のようです。madeについて、メード・イン・ジャパンとメイド・イン・ジャパンだと、あんまりカタカナ表記はしない気がしますが、どちらかというと後者の方が自然な気がします。つまり意味とは関係なく、『メイド』の方が『メード』より一般的な表現ということになるのでしょうかね。
 最後にメイド喫茶とキャバクラに関しての私見ですが、正直なところ、どちらにも行ったことがないし、また積極的に行きたいとも思わないのでなんとも言えないです。興味が無い理由というのは基本的なところでは両方とも共通しているのですが、私の場合コミュニケーションを積極的にとりたいと思う異性の基準が、外見の良し悪しよりも価値観や趣味の共通に寄るところが大きいので、行ったことがない身ではなんとも言えないわけではあるのですが、メイド喫茶やキャバクラにはあんまり期待できないわけです。まあ、話のネタというか一度ぐらい経験してみるのもいいかなという感覚では、多少興味もありますけどね。