珍しい苗字という呪縛

珍しい苗字の人は犯罪を犯すのを躊躇せよ』(ひげよ、さらば)

 例の姉歯容疑者に関しての話題です。まあ同じ苗字の人が犯罪を起こしたら、いい気持ちはしませんし、それが珍しい苗字ならなおさらです。肩身が狭いように感じることもあるかもしれません。
 私の苗字もかなり珍しいです。初対面で正しく読まれたことはありません。新しい環境になると毎回読み方を説明しなくてはいけないのが、正直わずらわしいです。そういえば、うちの母親なんかも結婚してこの苗字になるのに抵抗があったなんて言っていましたね。明らかにデメリットばかりです。
 この苗字、同じ表記で別の読み方は存在を確認しているのですが、同じ読み方は下手したら親族ぐらいしかいないかもしれません。まあ、その親族も10人いる従兄弟のなかで唯一の男が私なんで、お家断絶の可能性が非常に高いという絶滅危惧種です。
 そんなわけで、もし私が犯罪でも起こしたら親族にはかなりの迷惑がかかるな、とは考えたことはあります。同様に親族の誰かがメディアに出た場合も、私に関係してくるでしょう。珍しい苗字の人間は、親族同士が目に見えない鎖で縛られているのです。一蓮托生ってことです。私なんかそれを意識しすぎて、せっかく見つけた空耳をタモリ倶楽部に投稿できないぐらいです。すぐにみんなに特定されそうで怖いのです。
 苗字の世帯数の検索は、こちらの『全国の苗字(名字) 10万種掲載』でできます。自分の苗字を調べてみるのも面白いかもしれません。ちなみに、私の苗字はフリガナが登録されていませんでした。残念ながら未登録市民なようです。