「マエストロ」(1) さそうあきら

 不況の影響で潰れた中央交響楽団の楽団員の元に謎の人物である天道徹三郎から楽団再結成の知らせが届きます。再結成された楽団では、この天道徹三郎という正体不明の指揮者の影響で今までには無かった新しい音楽が作られていくという話です。
 スズキトモユさんの『第29回 愛と情熱の指揮者対決! 『マエストロ』vs『寒冷前線コンダクター』』を読んで購入しました。連載時は流し読みだったので、しっかり読んだのはこれが初めてです。
 記事中では、「のだめ」やこの作者の違う音楽マンガである「神童」とも比較されており、期待して読んだのですが、残念ながら私には合いませんでした。さそうあきらは結構好きな漫画家なのですが、作品の世界に入り込めなかったという感じです。話自体はけれん味に溢れた展開が魅力だとは思うのですが、どうしてもこの展開に乗り切れませんでした。
 記事中にもありますが、『双葉社ウェブマガジン』で1巻の続きが掲載されています。