「まじかるストロベリィ」(2) まつもと剛志

 苺の鉢植えから現れた妖精いちこと、それを拾った植物学を専攻している大学生の主人公との生活を描いた4コマ漫画です。この巻は、新キャラであるブルーベリーの妖精ニコが登場するところから始まります。
 基本的には、よくある押しかけ居候モノなのですが、アニマル本誌に加えて増刊の嵐でも連載しており、出版社としても期待しているようです。マンガの出来としてもなかなかいいです。読んでいてニヤけそうになっている自分がヤバイです。
 初詣、スノボ、バレンタインなどのイベントで、いちこと主人公、またニコとその鉢を拾った主人公に好意を寄せるヒナ、そして大学の女性の先生とその娘のさえなどのキャラのやりとりを眺めて楽しむマンガです。先生とさえはいいキャラですね。ちょっと恥ずかしくなるような甘ったるさが魅力です。にゃんにゃん。うわっ、死にたくなるぐらい恥ずかしい。
 以前は、こういう萌え系のマンガを買うことに抵抗があった気がするのですが、今は殆ど気にならなくなりました。余裕でレジに持っていけます。まあ、まだ少女マンガコーナーに入るときには人目が気になるのですが、ある程度は吹っ切れたようです。方向性は別として成長したということです。