「同じ月を見ている」(1)〜(7) 土田世紀

 心のキレイな人間がつらい目にあっても、より良い世界にしようとひたむきに頑張る話。
 全体的に昼ドラのような展開です。すれ違いの連続で引っ張るのは、焦らし過ぎです。昔のヤンチャ話ばかりでてきます。ギャグのように泥臭いマンガです。
 ある意味では、この泥臭さが心地良いですし盛り上がって面白かったので一気に読んでしまいました。ただ私には少し合わないようです。少なくても、ラストは全然すっきりしませんでした。フラストレーションが溜まるのを楽しむマンガなのかもしれません。好きな人が読んで下さい。どうでもいいですが、主人公の特殊能力やスマの渡米話はどうなったのでしょうか。