「のだめカンタービレ」(17) 二ノ宮知子

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

 常任指揮者として公演を行う千秋と学校の課題に追われて微妙にすれ違うのだめの巻。
 ある意味で安定した感もありますが、中だるみのような退屈さは殆どなく、読んでいて単純に楽しいです。相変わらず演奏シーンの描写力にも痺れさせてくれます。ここまで音楽の気持ち良さを絵の力で表現できるということに、喜びを感じました。非常に上手いです。
 この巻から、本格的に千秋の父親が物語に絡んできて、ストーリーとしても新しい局面に向っているようです。全てにおいてこれで満足です。次巻も楽しみにしています。