「大奥」(2) よしながふみ

 徳川家の影で起こったことの真実を描いた巻。
 徹底したフィクションです。ぬるくないし、しっかりした構成でグイグイ読ませます。マンガとしては流石に上手いです。しかし、この巻の最後のようにやりすぎ感が否めない部分もあり、読んでいて自分の中で拒否反応も生まれたりもしました。面白いのですが、苦手だったりもします。こうなると、この気持ちをどのように処理するかが評価の分かれ目になるのでしょう。