悩んだ事を垂れ流すことに意味はあるのか?

 それを読んで読み手はどう思うのか?大抵の人は、他人の愚痴や悩みなんて聞きたくないはず。聞いても楽しいことじゃない。悩みに対する解決策がないと役に立たない。
 例外として考えられるのは、同じ悩みを抱えている人が自分の他にもいると知り、安心できるぐらいか。それってかなり不健全なこと。でも不健全でもいい。不安が少しでも解消されて、安心できるなら何の問題も無いはず。おそらくポジティブ思考の人間には、理解できないことなんだろうな。つまりは、そういう人間もいるという事でしかない。どうやったて、ぐじぐじ悩む人間。
 そういう人間は、常に自分と同じタイプの人間を探している。そうすると他人との差異に敏感になる。自分と違う人間、自分と似た人間。敵と味方。そんな風に自分を基準に他人を分けてしまうなんて、とても疲れる生き方。差異をあまり意識しない人間、つまりマジョリティ側の人間は、もっと楽なのだろう。でもなりたいとも思わない。別に馬鹿にするつもりは無いけど、面白くなさそう。もうタイプが違いすぎて理解できない。それに下らないことで悩みまくっている自分もある面では嫌いじゃないし。凄くへこむと、凄く落ち着く。底辺はまっ平らだってこと。
 結局、悩みを吐き出すと落ちつくし、同じような人間がいるのだと分かれば安心する。それだけで、一部の人間にとっては、価値があるということになるのかも。まあ、大部分に人間にとっては、全く価値が無いゴミ以下のものということでもあるけど。楽しいことだけを求めている人も世の中にはけっこういるのです。